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講師紹介


大木ヒロシ(おおきひろし)

ジャイロ流通研究所・所長。「商業界」「ファッション販売」などで執筆多数。現場取材を中心にした講演は具体性が高く、実効性が高い。講演回数は年間150回を超える超人気コンサルタント。大手企業から中小商店までの数多い成功事例を持つ。日本商業コンサルタント協会専務理事。

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monday@bizdo.jp


 
 ■第19回
 『自分のための営業計画・営業戦略構築』
 
 

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2.計画通りにいかないから計画が必要

 要するに戦略的計画立案こそがビジネスマンのサクセスを約束する。
こういうと「計画など立てても、大半は思い通りになんかならない。だから計画は立てるだけ無駄だ」という人がいる。

 しかし、計画は計画通りに行かないからこそ必要なのであり、全てがあなたの思い通りになるのなら、七面倒な計画立案などいりはしない。

 計画は計画通りに行かないことが常だから不可欠なのである。

 ビジネスにアクシデントはつきものである。計画を立てた矢先に計画を阻害することが起きてくる。その結果、計画は狂う、しかし、計画があれば計画に戻ることができ、そこから又計画に向けて進むことが可能になってくる。

 Aさんは中古車販売のセールスマンだ。入社して10年、今では年間の営業販売額は1億円を超えるトップセールスである。一方、同期入社のBさんは営業販売額2000万円でAさんの1/5しか売れない。収入面も役職も大きく差がついてしまった。

 しかし、傍から見ると、Bさんの方が如才なく営業力もありそうに見える。

 「そうか、すると、Aさんは相当に運が強いんだろう」と思うと左にあらず、彼ほどアクシデントに見舞われる男は珍しいほどだ。

 AさんとBさんの差は実力の差というよりは計画の差だったといって良い。
 Aさんは入社の段階で自分は10年後には年間売上2億円を達成するという自己目標を立て、それを具体的な計画として書き込んでいた。Aさんの目標値は会社から与えられた目標より常に高かった。だから、上司から指示された目標を低く感じることができ、達成に対して怯むことがなかった。

 対して、Bさんは何も目標はなかった。だから、会社から与えられた目標は達成が難しいと感じられたし、他の同僚、先輩のように目標を達したら満足しそれ以上に伸ばす気も努力もなかった。

 Aさんは10年後には2億円の営業成績の超トップセールスを目指し、目標と戦略をたて日々の努力を続けた。しかし、結果は1億円と計画の半分に過ぎなかった。彼には結婚相手の病気等のアクシデントが多かったことも影響したのかも知れない。この、Aさんを「計画なんか立てたって、結局は半分しか達成できないじゃないか」とBさんが哂うことができるだろうか?

 Aさんはやがて所長のポストを手にしたとき、Bさんは平社員のまま退職をせざるを得なくなった
要するに、計画がないと、アクシデントに押し流されたままになりがちで停滞を余儀なくされることになる。それが負け犬の始まりとなる。

 

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