身元保証人のお断り
拝啓
皆々様にはいよいよご清祥の由、ますますご清祥の
こととお喜び申しあげます。
さて、2月28日付け貴信確かに拝受いたしました。御令息
直弼様には、グローバル商事にご就職がご内定とのことおめでと
うございます。ご両親様もさぞお喜びのこととお祝い申し
あげます。つきましては、お申し越しの身元保証人の件で
ございますが、はなはだ不本意ではありますが、このたび
はお断りさせていただきたく、悪しからずご了承ください。
といいますのも、私の勤務しております大西化学では、
北海道に新支店を開設することになり、私も転勤するかもし
れません。そうともなれば、身元保証人をお引き受けいた
しましても、かえってご迷惑をおかけすることになると存
じます。家内ともいろいろと相談、熟考いたしましたが、
やはりお断りしたほうがよいと結論いたしました。
ご尊家ならびに直弼様のお人柄につきましてはもちろん
いささかの不安もございませんので、本来ならば喜んでお
受けするところでございますが、事情をご賢察のうえ、な
にとぞご容赦くださるようお願い申しあげます。
末筆ながら、ご尊家皆様のご健康とご発展をお祈り申し
あげます。
まずは取り急ぎ、ご返事申しあげます。
敬具